スーパー8テスト撮影レポート(序)
2005.4/29、シングル8の現像代に関する記述を修正

 去る7/12、スーパー8のテスト撮影を慣行しました。目的は数年ぶり(10年ぶり?)に店頭在庫に返り咲いた高感度のスーパー8フィルム、エクタクローム7240の国内現像の画質の確認です。

←これがエクタクローム7240です。

 ASA125、デイライト時80(内蔵フィルター使用時)店頭価格1,150円(税抜き)ヨドバシカメラ調べ。
本来はVNF現像処理というのが推奨なのですが国内で現像をしてくれる現像所(江古田の育映社)があるというのでそこに現像を依頼して画質を見るのも目的の一つです。現像料は1本1000円(税抜き)。
※2005年11月で育映社の現像業務は終了しました。

 使用カメラはキャノン1014XL−S。スーパー8のカメラとしては屈指の名機です。
 
ところで少々余談になりますが以前からスプライシングテープエディター用ランプについて気になっていた事をここに書いておきます。スプライシングテープとは編集の際、フィルムとフィルムを繋げるためのテープでセロハンテープのようにロール巻きになっています。
 そしてこのテープにはLPLから出ている100とFUJIFILMから出ている500の2種類があります。何が違うかというと100カット編集できるか500カット編集できるかです。
値段も100が750円(税抜き)、500が960円(税抜き)と500の方が圧倒的にお得です。しかしほとんどの店で500を置いているのを見た事がありません。
 新宿の某8ミリ専門店でも100しか置いてありませんでした。でもヨドバシカメラでは売っています、と言うかヨドバシでしか見た事がありません。その為生産終了の噂もありますがヨドバシではだいたい置いてありますので(店頭在庫のみかも知れませんが)買う必要のある方はまずヨドバシを覗いてみましょう。
 
次にエディター用ランプです。
これはエディターのビュワーでフィルムを見る為の豆球です。通常一箱に3個入りで売られていまして定価は400円(税抜き)です。しかもこの商品は現行商品ですので注文すればどこでも取り寄せが可能です。

商品名は「FUJI FILM エディター用ランプ 6V 10W 3PCS」
 ちなみに数年前ビックカメラで注文したら一箱300円(税抜き)でした。この文章を書くに当たりヨドバシにも問い合わせました。在庫が無く取り寄せになるのでハッキリは言えないが定価が400円なので400〜350円(税抜き)だろうとの事でした。しかしこれも新宿の某8ミリ専門店では一箱750円で売られていました。
 おそらくはカメラやエディターがそこでしか買えないのでこういう小物もそこでしか買えないだろうと思うでしょうがその前にヨドバシで確認をした方がいいでしょう。その専門店以外では店頭在庫は無いので電話で注文して取り寄せておいてもらう必要はありますけどね。

「だったら多少高くてもそこで買えばいいじゃん」と思うかも知れません。しかしこのエディターランプ、とにかく切れ易いんです。ちなみに私は「ありふれた景色の中で・・・」編集時5個切れました。それにこりて当時10箱まとめて購入してありますがその後作品をつくっていないので使っていません(泣き)とにかく、予備を考えてその専門店で2箱買うと1500円(税抜き)、でも本来はその半額以下で買える物なのです。

 友人に言わせると「高い物買う奴は勉強不足なんだから放っておけ」との事ですが基本的にはこの意見には賛成です。でもどこで調べる?と思った時にどこかで相場が分からないと話にならないと思ったので調べる気のある人の為にここに書いておく事にしました。

 ちなみにシングル8の現像代ですが今現在アフレコとサイレントで別れていますがこれもヨドバシカメラとビックカメラでは差があります。

サイレント仕上げ、ヨドバシ840円、ビック600円。(各税抜き価格)
アフレコ仕上げ、ヨドバシ1380円、ビック980円。(各税抜き価格)
(2005年4/29現在の価格)

 現像所は同じ所のはずなのになぜか差があります。これは「ありふれた〜」制作時、まだサイレントとアフレコと別れていなかった時からヨドバシ680円、ビックは480円でしたので大量に出す方はビックカメラがお勧めです。

又京王新宿線沿線に住んでいる方にはフジの柴崎の現像所に直接持ち込むのもお勧めですが今でもここで現像してるのかな?

でも今はビデオ完パケでテレシネしてビデオ編集(ノンリニア編集)という使い方が若者の間では主流なのでスプライシングテープもエディターランプも需要がないのかも知れませんがね。

※2006年7月現在、フジはシングル8の生産を2007年3月まで、現像は2008年9月で終了と発表しました。それに伴い現像代も値上がりして未確認ですがアフレコ仕上げは1900円くらい、サイレントも1200円くらいになって、ビックもそれに準じているそうです。(2006年7月追記)

と言う事でテスト撮影ですが基本的な撮りたいカットがどう写るかやろうと思っていたのですが表にしてたら4本ぐらい回す計算になってしまったのでカメラマンと相談の上、最低限やらなければいけない事に絞り一応62カット(各5秒)、使用フィルムは2本以内の予定を立てました。

そしてモデルも必要だったので役者の応募に来た仮屋 美千子(かりや みちこ)さんが平日空いてるという事でしたので協力してもらいました。

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